理事長挨拶

重症心身障がい者の福祉に寄与する活動を継承する

理事長 伊東宗行

この度、日本重症心身障害学会を当初から運営してこられた有馬正高先生が理事長を勇退され名誉理事長に就任され、小生が後継することになりました。

本学会は、1975年(昭和50年)東京において小林提樹先生(島田療育園名誉園長)を会長に重症心身障害研究会として発足しました。会則に「本会は重症心身障害に関する学術・研究の進展とその知識の普及を図り、もって人類の福祉の向上に寄与することを目的とする」と定め、学術集会を定例開催して来ましたが、1996年(平成8年)に日本重症心身障害学会と改称し、直近では令和元年9月に岡山市で第45回学術集会が開催されます。

発足当時の会員は230名でしたが2019年3月現在2,500名に達し、職種は医師38%、看護師・保健師32%、理学・作業療法士等15%、教育・保育・心理・療育・介護福祉等の専門職が11%であるように、各領域から学術研究、実践報告等が学術集会および毎年3回定期発行の本学会誌に公表されています。

わが国の重症心身障害に悩む人々の福祉施策は1961年に民間施設島田療育園に療育研究委託費が初めて国庫補助され以後、全国の重症心身障害児施設に重症児指導費、日用品費が予算化されると共に、1966年から順次計画的に国立療養所80か所に委託病床8080床を整備する等政策医療としての拡充が推進され、また公法人立施設も135施設13,800床(2018年5月)に達しています。

1975年本学会が発足した頃は、国公立・民間施設の入所利用者が1万2千人人前後でしたが、現在は2万人余に達し、在宅療養者を含めると約4万人の重症心身障がい児者がおられると推定されます。

偉大な先人の心を継承して私ども学会員は重症心身障がい児者と保護者家族の生活支援を視点に保健・医療・福祉等の充実を目標に、会員同志相互の連携を深めて学会活動を推進して参りますので、関係各位のご理解とご支援をお願い致します。

理事長 伊東宗行

このページの先頭へ